秋田県の中部、岩手県との県境近くに、日本で一番深い湖の田沢湖(たざわこ)があります。
田沢湖は、季節を問わずいつ出かけても湖の色が深い青緑色で、幻想的な雰囲気のある湖です。
この記事では、秋田県の田沢湖をドライブで一周したときの様子を紹介しています。
秋田県の田沢湖について
深さが日本で一番の凍らない湖
田沢湖は、160年前に火山の噴火によってできた、日本で一番深いカルデラ湖です。平均の水深は280メートルで、一番深い所は423メートルあります。

田沢湖の様に、深い湖は冬になっても凍らないんですよね。
深い透明な田沢湖には光が反射して、日によって湖の色が青く見えたり緑色に見えたりすることがあります。
上の写真は緑色っぽく見えているときの田沢湖です。別の日の田沢湖は、青色の湖に変化していました。
田沢湖の見どころ
秋田駒ケ岳と田沢湖を背景にたつ、金色の辰子の像
田沢湖といえば、金色のたつこ像と一緒に撮影された写真が有名ですね。たつこ像は、彫刻家の船越保武が制作したもので、田沢湖で龍の姿となった辰子という娘の伝説がモチーフとなっています。
田沢湖に生息するウグイの大群
田沢湖の周辺を歩いていると、この動画のように魚の大群が泳いでいるのを見かけます。この魚はウグイという魚です。
田沢湖ではウグイの他に、ヒメマスやコイ、イワナなどが生息しています。
田沢湖の固有の魚・クニマス
田沢湖にはその昔、クニマス(国鱒)という、田沢湖固有の魚が住んでいましたが、残念なことに今では絶滅してしまいました。
しかし田沢湖のクニマスは、70年ぶりに山梨県の西湖で発見されました。
山梨県の西湖で発見されたクニマスは、ここ田沢湖の「クニマス未来館」でも見ることができますので、ご興味があれば立ち寄ってみてください。
御座石神社と赤い大鳥居
金色のたつこ像から車で7分ほど行った田沢湖の湖畔には、辰子姫をまつる御座石神社(ござのいしじんじゃ)と呼ばれる神社があります。
御座石神社の入口には、田沢湖に面した赤い大きな鳥居がたっています。雨や霧の多い日だと、この赤い鳥居が湖に浮かんでいるように見えることがあります。
あさり商店のみそたんぽ
御座石神社の隣には、「あさり商店」という、昔ながらのお土産屋さんがあります。あさり商店の休憩コーナーでは、田沢湖の名物、みそたんぽ(味噌ダレのきりたんぽ)が食べられます。
日本一深い田沢湖のまとめ
一年中観光を楽しめる田沢湖
田沢湖は周囲が20キロメートルの湖で、車で一周すると30分から40分ほどかかります。
遊覧船やレンタルボートで周遊するのも楽しいですし、また夏限定ですが、田沢湖には遊泳場もあって泳ぐこともできます。
またレンタサイクルを借りて、湖の周辺を散策することも可能です。
深さが日本一で、冬でも瑠璃色の凍らない秋田県の田沢湖をぜひ観光してみられては、いかがでしょうか?
田沢湖へのアクセス・駐車場
アクセス | 秋田駅からは車で1時間半。秋田空港からは1時間15分かかります。 |
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住所 | |
URL | 仙北市サイト |
駐車場 | 有り(無料と有料の場合あり) |
田沢湖周辺のホテル・旅館
田沢湖周辺のその他の観光スポット
田沢湖は、武家屋敷のある観光スポットとして有名な角館(かくのだて)から、車で30分ほどの距離にあります。
田沢湖は秋田県と岩手県の県境にも近く、盛岡市へも車で1時間15分ほどで移動できます。


