旅の楽しみのひとつが温泉に入ること。
長野県に住んでいる私にとっても、温泉はごくあたりまえの存在です。今度はどの温泉に行こうかな?と、すぐに候補が5つは浮かんできます。
そもそも温泉って、日本にはいくつあるのでしょうか?
この記事では日本にある温泉の数と、湧出量、どの県に一番温泉施設が多いのかについてお伝えしています。
温泉大国、ニッポン
47都道府県すべてに温泉がある日本
火山が多い日本には、温泉の無い県はないんだそうです。
現在は自然に湧き出る自噴泉の温泉だけでなく、動力装置を使ってお湯を汲み上げている揚湯泉の温泉があります。昔と比べて、地面の下1000メートルを超えるところまで掘れるようになったお陰で、いたるところで温泉を利用できるようになりました。
実際のところ、温泉って日本にいくつあるの?
3千を超える温泉地と2万以上の温泉施設がある
日本にある温泉地は2,983箇所で、温泉施設は20,795箇所あります。
温泉施設が全部で20,795箇所って、ちょっと想像がつかない数字ですよね。
日本には現在、市町村の数が1,718あります。単純に割ると、ひとつの市町村あたり、およそ12箇所の温泉入浴施設があるという計算になります。
温泉の県別ベスト3ランキング
温泉の数が多い都道府県トップ3は、どこの県でしょうか?ランキング形式でご紹介します。
温泉地の数
- 1位:北海道(244箇所)
- 2位:長野県(215箇所)
- 3位:新潟県(145箇所)
温泉施設の数
- 1位:静岡県(2,381箇所)
- 2位:長野県(1,957箇所)
- 3位:大分県(1,212箇所)
涌出量が多い順
- 1位:大分県 (279,549リットル/分)
- 2位:北海道 (201,055リットル/分)
- 3位:鹿児島県 (157,989リットル/分)
北海道はどのランキングでもベスト4に入っていて、温泉地、温泉施設どちらも、全国の1割を北海道が占めています。
静岡県は熱海や伊豆高原、伊東に下田温泉など、メジャーな温泉地が多いですね。大分県といえば、湯けむりの別府温泉が有名です。
そして今回あらためて長野県の温泉の数の多さに驚きました。長野県には市町村の数が77ありますので、1つの自治体あたり24箇所以上の温泉施設が存在していることになります。
日本の温泉の数まとめ
日帰り温泉施設が増え宿泊施設は減少傾向に
全国の温泉の数は、思ったよりも数がありました。
過去30年間の傾向をみると、温泉旅館など温泉がついた宿泊施設の数は減っていますが、日帰りの温泉施設の数は徐々に増えているそうです。
確かに日帰り施設は、料金も手頃で気軽に入りやすく、回数券を買って毎日のお風呂がわりに通う人もいます。
気軽に利用しやすい日帰り温泉施設は、休日などは混雑しやすいイメージがあります。そういうときは、個室と食事付き日帰り入浴プランを提供している旅館やホテルもありますので、そういうプランを利用してみるのも手かもしれません。
全国の温泉スポット
日本各地にある温泉については、こちらの記事もどうぞ。
全国の温泉検索サイト
じゃらんや一休など、日本全国の温泉が検索できるサイトのリンクをこちらに貼っておきます。参考にしてみてください。