長野県の東部に、真田昌幸が築城した上田城で有名な上田市があります。
また上田市には、別所温泉という長野で一番古い温泉があります。別所温泉の周辺エリアは、塩田平(しおだだいら)と呼ばれ、温泉旅館や立ち寄り湯以外にも、多くの古い文化財が点在しています。
この記事では、塩田平にあるいくつかの観光名所に出かけたときの様子を紹介しています。
上田市の塩田平について
信州の鎌倉と呼ばれる塩田平
上田駅から別所温泉駅まで地元のローカル線路がつづく地域は、塩田平と呼ばれています。
このあたりには塩田北条氏の領地であったことから、鎌倉時代から室町時代にかけてたてられた寺院など古い建造物が多く、「信州の鎌倉」と呼ばれています。
塩田平・別所温泉の観光スポット
生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)
まずはじめにご紹介するのは、生島足島神社になります。生島足島神社は大変古い神社で、生島神、足島神という二柱の土地(地面)がご神体の神さまをまつっています。
武田信玄が塩田城を攻めたときや、上杉謙信と川中島の戦いをする前に生島足島神社へ参拝したといわれています。
生島足島神社へのアクセス・駐車場
アクセス | |
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住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
国宝である安楽寺の八角三重塔
安楽寺も、824年に開かれた古いお寺になります。
日本にあるお寺の塔は、普通4角形の形をしていますが、日本でこの塔だけが八角形の形をしています。
なぜかというと、安楽寺の二代目の住職が中国生まれだったので、ここに八角形の塔を建てたのではないかと言われています。中国では八角形の塔が一般的です。
安楽寺へのアクセス・駐車場
アクセス | 別所温泉駅から徒歩14分。 |
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住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
安楽寺へは、まずは上田駅から、上田電鉄というローカル電車に30分ほど乗車して、別所温泉駅へ向かいます。上田駅から別所温泉駅まで車やタクシーを利用する場合は、25分ほどかかります。
そこから安楽寺までは徒歩で14分ほどかかります。
中禅寺薬師堂
中禅寺は、独鈷山のふもとの登山口にある風情のあるお寺です。
中禅寺の薬師堂は、岩手県の中尊寺の金色堂と同じ「方三間阿弥陀堂形式(ほうさんげんあみだどうけいしき)」という建て方をしています。
美しい薬師如来坐像が、御本尊様です。
中禅寺薬師堂へのアクセス・駐車場
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住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
常楽寺の多宝塔
常楽寺は天台宗の古いお寺で、平安時代のはじめに慈覚大師によって開かれました。
前山寺の三重の塔
前山寺は平安時代初期の812年に、空海(弘法大師)によってはじめられたお寺と伝えられています。前山寺の本尊は大日如来像で、奥の院は、独鈷山になります。
国の重要文化財である三重塔が有名で、未完成の完成の塔と呼ばれています。
前山寺の山門をくぐると、三重の塔があります。高さ19.5メートルで茅葺き屋根の三重の塔は、室町時代の初期の建築物になります。
前山寺では春の彼岸から11月末まで、塩田平の景色を見ながら、お茶とおはぎを頂くことが出来ます(要予約)。
前山寺へのアクセス・駐車場
アクセス | |
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住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
塩田城跡
鎌倉時代に北条義政が築城したのが、塩田城といわれています。
その後千曲川の豪族であった村上氏が城主となりますが、1553年に武田信玄が落城します。そのあとで真田氏が引き継ぎます。
塩田平・別所温泉の観光スポットまとめ
いかがでしたか?別所温泉で歴史ある温泉めぐりをしながら、鎌倉時代の文化財もぜひ訪れてみてください。
塩田平周辺のホテル・旅館・日帰り温泉
別所温泉には、慈覚大師や木曽義仲が入ったとされる温泉があります。旅館の他にも日帰り入浴施設がいくつかあり、足湯で温まることもできます。
立ち寄り外湯のひとつに、太師湯があります。
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