徳島県にある大塚国際美術館には
- レオナルド・ダヴィンチの「モナリザ」
- ゴッホの「ひまわり」
- フェルメールの「真珠の首飾りの少女」
- ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」
など、誰もが一度はどこかで目にしたことがある、または名前を聞いたことがある1000点以上の名画の陶板画がずらりと並んでいます。
この記事では、徳島県の大塚国際美術館の見学に必要な所要時間と、まわり方のコツについて紹介しています。
大塚国際美術館の見学所要時間とまわり方
大塚国際美術館を効率よくまわれるいくつかのコース
大塚国際美術館は、地下3階から地上2階までの5階建ての大きな美術館です。そのため展示ルートを足していくと、全部で4キロの道のりになります。
作品も1000点以上、館内に余すところなく飾られているため、普段美術館でよくやるように、作品と解説を交互に見ながら鑑賞していくやり方では、1日だとまわり切ることが不可能に近いです。
もちろんスピードを早めて、次から次へと進んでいくこともできますが、情報量が多すぎて、頭がパンクしそうになることが予想されます。
実際私達も、展示ルート終盤の現代アートのコーナーに差し掛かった頃には、どの作品もすべてピカソの絵に見えてきてしまうぐらい、お腹いっぱいの状態になりました。
そのため、大塚国際美術館では滞在時間が限られている人でも、できるだけ効率よくまわれるよう、いくつかの配慮がされています。
1. モデルコースをまわる
大塚国際美術館を短時間でまわる一つの手段として、美術館が設けているモデルコースをそのまま見てまわるという方法があります。
モデルコースとは、西洋美術史の古代から現代まで、それぞれの時代から代表的な作品をピックアップして、およそ1時間20分で鑑賞できるようにつくられたコースです。
この場合観賞できるのは、1000点の作品のうち、約100点ほどの展示作品となります。
2. 音声ガイドを利用する
大塚国際美術館では、すべての展示品の中から107点ほどの、選りすぐりの作品の解説が聞ける音声ガイドを500円で貸し出ししています。
この音声ガイドを利用すると、展示品の解説プレートを読まなくても、ヘッドフォンから流れてくる説明を聴きながら作品を観賞できるので、その分ゆっくりと絵に集中する時間をとることができます。
解説音声は全部で2時間分収録されているので、ひととおりまわるのに3時間から4時間かかると思っていた方がよいかと思います。
3. 定時に開催されているガイドツアー
続いておすすめするのが、美術館内をめぐるガイドツアーです。大塚国際美術館では、美術ボランティアの方達が作品の説明をする、ガイドツアーが毎日開催されています。
ガイドツアーの時間はこちらのリンクをご確認ください。
ガイドツアーには、1時間と2時間のコースがあります。定時のガイドツアーは人気で、平日でも毎回たくさんの人が集まります。
人数は多くてもゆっくり作品の解説をしてくれるので、聞き取り辛いことはなかったと思います。
勉強熱心なガイドさんが多く、作品についてだけではなく、西洋絵画の見方など美術全般に関心が持てるようになります。
時間があればぜひ、ガイドツアーに参加されることをおすすめします。
大塚国際美術館の所要時間まとめ
西洋画の歴史を効率よく学べる美術館
徳島県にある大塚国際美術館は、見てまわるだけで、古代から現代まで西洋画の歴史を理解することができる、おすすめの美術館です。
ただ館内には、1070点を超える陶板画が展示されているので、この記事の周り方のコツが少しでも参考になれば幸いです。
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