屋久島ガイド|寿命2000年を超える屋久杉が生息する洋上のアルプス

屋久島のウィルソン株九州・沖縄の旅

屋久島(やくしま)は、九州本島の一番南にある佐多岬から60キロメートル離れたところにある島です。

この屋久島は、日本のすべての気候帯の自然が体験できる場所として知られています。

 

 

この記事では、洋上のアルプスと呼ばれている屋久島の特徴や自然、観光の見どころについて紹介しています。

 

 

スポンサーリンク

屋久島ってどんなところ?島の特徴

九州で一番高い山がそびえる鹿児島県の屋久島

鹿児島県の屋久島は、日本で9番目に大きな島です。外周は100キロメートルで、車で一周すると2時間ぐらいかかります。

屋久島には、九州の最高峰である1935メートルの宮之浦岳(みやのうらだけ)をはじめとして、標高が1000メートルを超える山が46座もあります。

そのため、屋久島は「洋上のアルプス」と呼ばれています。

 

日本のすべての自然が集まる場所

屋久島

 

屋久島の標高が低いところでは、ガジュマルやマングローブなどの沖縄と同じ南国の植物が、また標高600メートルぐらいまでは、シイ、カシなどの照葉樹林(しょうようじゅりん)が生息しています。

それよりも高いところになると、屋久杉(やくすぎ)が見られ、1600mを超える高層湿原では、高原植物が多く見られるようになります。

屋久島には、日本の約7割の種類の植物が生育していて、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。

今では日本列島にはほとんど残っていない貴重な照葉樹林も、屋久島には広い範囲で見られることが評価されて、1993年に屋久島は世界自然遺産に登録されました。

 

雨がとても多く降る屋久島

屋久島は、降水量がとても多い島です。年間降水量は4400ミリメートルを超えていて、これはなんと東京都の年間降水量の約3倍になります。

この雨が多いことも、屋久島のゆたかな自然をつくるもととなっています。

 

ちなみに、東京の年間降水量は1500ミリメートルです。東京の年間降水量の数値は全国平均になりますので、他の地域と比較するときによく使います。

 

屋久島を代表する木:屋久杉

樹齢2000年をこえる縄文杉

屋久杉

 

屋久島でとても有名な木は、屋久杉(やくすぎ)です。

屋久杉は、一般的に杉の樹齢と言われている500年をはるかに超えていて、樹齢が2000年以上のものがあります。

1966年に、屋久島で最大の屋久杉といわれる縄文杉(じょうもんすぎ)が発見されました。縄文杉の樹齢は、2170年以上と推定されています。

 

ハートの形のウィルソン株

なお縄文杉の生えている場所は、屋久島で有名な観光スポットとなっています。

縄文杉までのトレッキングツアーに参加すると、途中の道で、「ウィルソン株」と呼ばれる大きな屋久杉の切り株があります。ハート形のウィルソン株も、人気の写真撮影スポットとなっています。

 

屋久杉の寿命が長い理由は?

成長がゆっくりで寿命が長い

屋久杉の寿命が長い理由は、屋久島が花崗岩(かこうがん)でできていて根が地中にのばせないため、栄養がとれにくいからです。そのため、ゆっくりと時間をかけて成長することしかできません。

成長が遅い分、丈夫な幹が育ち寿命が長くなるそうです。

 

そういえば、白神山地のブナも成長が遅く、寿命が長い木ですね。

 

ブナの原生林がつづく世界遺産の白神山地に足を踏み入れる
白神山地(しらかみさんち)は、青森県と秋田県の県境にある、1000メートル級の山岳地帯です。 白神山地には、世界最大級のブナの原生林が手つかずで残っていま...

 

江戸時代に屋久杉は屋根の材料として使われ、大量に伐採されてしまいました。けれども1970年以降、屋久杉の伐採は禁止されています。

鹿児島の仙巌園など、屋久杉でつくられたお土産物を販売している観光地を見かけますが、これらは自然に倒れた木を使って制作されているようです。

 

屋久島の自然ガイドまとめ

屋久島には、南国に生える植物だけではなく、寒い地域の植物も生息しています。

日本列島の亜熱帯から亜寒帯まで、すべての自然を同時に体験できる世界遺産の屋久島を、いつか旅行してみたいですね。

 

その他の世界自然遺産

日本で屋久島のほかに世界自然遺産に登録されているのは、次の3箇所になります。

 

 

屋久島のホテル・旅館

 

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
九州・沖縄の旅
このサイトの管理人
ガイドメモ

フリーランスガイドをしています。国内の旅行スポットについて、自分のメモを、記事にて紹介しています。

ガイドメモをフォローする
ガイドメモ