長野県の上田市に「信濃国分寺」という、奈良時代に建てられた国分寺の跡があります。
この記事では、信濃国分寺に出かけてきたときの様子を紹介しています。
信濃国分寺について
国分寺は、奈良時代の741年に、仏教による国家の平和を願い、聖武天皇が命を発して全国に建立された寺院です。
その内の一つ、信濃国分寺は、長野県の上田市の千曲川沿いに建てられました。現在は信濃国分寺史跡公園として整備されている場所には、国分僧寺と国分尼寺の2つの寺跡が残されています。
信濃国分寺の見どころ
僧寺と尼寺の2つの寺跡
信濃国分寺の僧寺跡は、178メートル四方のエリアの中に、門や金堂、講堂跡があります。
金堂は本尊を安置する本堂で、講堂は法を説き、経を講ずる建物です。
尼寺跡は、僧寺の隣にあり、148メートル四方のエリアには、門と金堂、講堂、経蔵、尼が生活している尼房跡などがあります。
史跡公園は、一見何もない普通の公園に見えますが、園内の所々に設置されている案内板を見ると、それぞれの寺院の配置跡が理解できるようになっています。
またさらに詳しいことが知りたい方は、隣接する信濃国分寺資料館で出土品などを見ることもできます。
信濃国分寺史跡公園の藤の花
信濃国分寺史跡公園の中には、植物園も併設されていて、5月頃から藤の花が咲き始めます。
八日堂信濃国分寺
信濃国分寺史跡公園から徒歩10分ぐらい歩いた場所に八日堂信濃国分寺という、信濃国分寺の後継寺院があります。
平安時代にこちらの場所に移ってきたと伝えられていて、境内には室町時代に創建されたとされる三重塔(昭和に解体修理済み)を見ることが出来ます。
また八日堂信濃国分寺は、敵味方に別れた真田昌幸と信幸が第二次上田合戦時に会見した場所としても有名です。
信濃国分寺の蓮の花
八日堂信濃国分寺の本堂の裏には、大きな池があり、7月にはこちらに蓮の花が辺り一面咲いている光景を見ることができます。
信濃国分寺のまとめ
信濃国分寺史跡公園はとても静かで、ゆっくり散歩するのに適した場所ですが、近くでよく見てみると、はるか昔の奈良時代の歴史を感じることができる場所でもあります。
近くに来られた際は、信濃国分寺に立ち寄られてみるのはいかがでしょうか?
信濃国分寺へのアクセス・駐車場
アクセス | しなの鉄道「信濃国分寺駅」下車、徒歩5分。 |
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住所 | |
URL | 上田市の文化財公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
アクセス | しなの鉄道「信濃国分寺駅」下車、徒歩5分。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
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