鳥取県の観光のシンボルと言えば、鳥取砂丘が有名ですが、この鳥取砂丘のすぐ隣にある「砂の美術館」も人気の観光スポットです。
砂の美術館には、たくさんの巨大な砂の像が並んでいます。どれもみな精巧につくられていて、砂でつくられたとは思えないほど表現豊かな像ばかりです。
この記事では、砂の美術館の見どころや、観光の所要時間について紹介しています。
砂の美術館について
砂丘の砂でつくられた像を展示する施設
2012年、世界ではじめて砂の像を展示する「砂の美術館」が鳥取県の鳥取市に建てられました。砂の美術館に展示されている作品には、鳥取砂丘の砂が使われています。
砂の像の展示自体は、2006年から毎年、野外イベントとして行われていましたが、美術館が建てられてからは、天候に左右されることなく、建物の中で砂の彫刻を鑑賞することができるようになりました。
毎年変わる砂の美術館の展示内容
砂の美術館の展示物は毎年変わります。そのため砂の彫刻作品を見ることができるのは、基本的に1年だけになります。
なお2009年からは、「砂で世界旅行シリーズ」の展示が開催されています。
- アメリカ編:2017/4/15 – 2018/1/31
- 北欧編: 2018/4/14 – 2019/1/6
- 南アジア編:2019/4/13 – 2020/1/5
- チェコ&スロバキア編:2020/7/11 – 2021/1/3、2021/4/18 – 2022/1/3
2021年の「砂で世界旅行 チェコ&スロバキア編」では、お城や景観、自然や植物などの砂の彫刻作品を鑑賞できます。開催期間は、2021年4月18日から2022年の1月3日までです。
なおこの記事では、「アメリカ編」の砂の彫刻の写真を紹介しています。
砂の美術館の見どころ
砂の美術館の入口
こちらが、砂の美術館の入口です。カウボーイハットの砂のお姉さんの像が、出迎えてくれました。
世界旅行シリーズ アメリカ編の展示物
美術館に入ると、等身大よりもはるかに大きな像がたくさん並んでいました。こちらは独立戦争のときの、ジョージ・ワシントンの像です。
こちらは美しいニューヨークの自由の女神と、ニューヨークの高層ビル群です。
これはリンカーン大統領の像です。人々の顔が精巧につくられていますね。
動物たちの像もありました。迫力満点のツノをもつムースや毛並みが見事なビックホーン、オオカミなどアメリカの動物たちが勢揃いです。どうやって砂を固めたんでしょうか?
3階から見渡す砂の像群
美術館の3階には、手すりのついた回廊があって、このように全ての展示品を上から見渡すことができます。中央には、マリリンモンローやチャップリンなどのハリウッドの映画スター達、アメリカンミュージシャン、マウントラシュモアなどの砂の彫刻が並んでいます。
私たちは終了間際に出かけたので、美術館にはほとんど人がおらず、展示物を自分達だけで独り占めしているようでした。
世界中から集まったアーティストたち
砂の像を製作した、アーティストたちの写真です。国籍を見ると、アメリカだけでなく世界中の砂像製作者が集まって制作しているようです。
観覧の所要時間
砂の美術館での所要時間は、1階から2階の展示室、3階の展望室まで全部見てまわって、1時間から2時間みておけばよいかと思います。
砂の美術館まとめ
毎年新しい砂の彫刻が見れる美術館
いかがでしたか?素晴らしい展示内容の美術館ですね。
砂の像は全て展示期間が終わると壊されて、次の展示物のための砂として利用されるそうです。こんなに迫力ある芸術作品が1年で無くなってしまうのは、本当にもったいない気がします。
次に鳥取を旅行するときも、また砂の美術館に寄ってみたいと思いました。
砂の美術館の料金とアクセス・営業時間・駐車場
アクセス | 鳥取駅、もしくは鳥取ICから車で20分 |
---|---|
住所 | |
入館料金 | 大人600円、小・中・高校生300円、小学生未満は無料 |
URL | 公式サイト |
営業時間 | 9:00~16:00(土曜日のみ18時まで) |
駐車場 | 美術館には、無料の駐車場があります。 |
砂の美術館の前売り割引券は、ローソンなどコンビニで、展示期間が始まる前日まで購入することができます。
周辺の観光スポット
砂の美術館とセットで、鳥取砂丘を観光してみるのはいかがでしょうか?