瀬戸内海を横断して6つの島を巡る、しまなみ海道を通っていると、途中でそれぞれの島に立ち寄ってみたくなりませんか?
しまなみ海道沿いの島で一番大きな島を、大三島(おおみしま)と言います。この大三島には大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)という、海の神様として有名な神社があります。
大山祇神社の宝物館に出かけると、あの源頼朝や源義経の鎧や刀など、国宝に指定されている大変貴重な武具を見ることができます。
この記事では、愛媛県の大三島にある大山祇神社とその宝物館について紹介しています。
大三島の大山祇神社について
山神、海神としてまつられてきた大山祇神社
愛媛県の大三島に、大山祇(おおやまずみ)神社という飛鳥時代に創建された神社があります。
大山祇神社は、古事記、日本書紀には山の神(農業神)として、海神としてまつられ、また瀬戸内海で活躍をした三島水軍の守護神としても信仰されてきました。
この神社には、甲冑や刀など奉納された宝物が常設展示されている、日本一の宝物館(武具館)があります。
大山祇神社のアクセス
アクセス | 大三島インターチェンジから車で13分の距離にあります。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 無料駐車場有り |
大山祇神社の見どころ
天然記念物の大楠
大山祇神社の見どころの一つは、国の天然記念物として指定されている、ご神木の大きな楠になります。こちらの木は樹齢がおよそ2600年と言われています。
拝殿と御本殿
こちらが大山祇神社の拝殿です。訪問した時は、ちょうど奥の方でちょうど神主さんがお勤めをされていらっしゃるところでした。
大山祇神社の宝物館
国宝の鎧や刀を所蔵する大山祇神社の宝物館と紫陽殿
大山祇神社にお参りした後は、隣接する宝物館を見学しました。
宝物館は国宝館と紫陽殿、海事博物館の入場料がセットで、1000円かかります。入館すると目の前に義経と弁慶の刀が展示されていて、早速テンションがあがりました。
2階には源頼朝の鎧に相対して、源義経の鎧が展示されています。
今まで見た中で一番美しい源義経の鎧
源義経の鎧は刺繍や扇の飾りなど細かな細工が施されていて、大変古く色あせてはいながらも、私がこれまで見た中で一番美しい鎧でした。
平日ということもあってか、宝物館にはあまり人がいなかったのですが、これらの鎧が東京で展示されれば、行列ができるのは確実ではないかと思えるほど、芸術的な意味でも貴重な鎧だと感じました。
大山祇神社周辺のホテル・旅館
大山祇神社周辺の観光スポット
大三島には、甘いみかんが売られている道の駅や、無料で塩作りの工場見学ができる伯方の塩の工場、また瀬戸内海のしずかな砂浜海岸があります。
しまなみ海道を旅行される方は、大三島に立ち寄られてみるのも楽しいかと思います。