長野県の小布施町(おぶせまち)は、観光客に人気の観光スポットです。
小さな町の中心エリアは、葛飾北斎ゆかりの美術館やレストラン、お土産物売り場が並び、散策路が整備されています。
この記事では、北斎ゆかりの小布施の観光スポットについて紹介しています。
小布施について
北斎ゆかりの人口が1万人の小さな町
長野県の北部にある小布施町は、人口が1万人の小さな町です。
町の中心エリアには古い街並みを生かした美術館や、レストラン、ギャラリーなどがあり、週末など観光客が多く小布施町を訪問しています。
江戸時代の後期に、有名な浮世絵師の葛飾北斎(かつしかほくさい)が滞在した町としても知られています。
江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎は、小布施の豪商であった高井鴻山の招きで、83歳の時にはじめて小布施に訪れて以来、トータルで4度滞在しています。
小布施で北斎は、肉筆画や祭り屋台の天井絵、岩松院の鳳凰図などの作品を残しています。
小布施のアクセス
東京から電車で出かける場合、まず東京から長野まで新幹線で1時間半かかります。
長野駅善光寺口から小布施駅までは、長野電鉄というローカル線に乗って35分程移動します。
車で行く場合は、上信越自動車道の「小布施PAスマートインター」を下りて5分です。
小布施の見どころ
北斎館(ほくさいかん)
北斎館は葛飾北斎が小布施で滞在時に描いていた作品を集め、公開している美術館です。
北斎が紙に筆で直接描いた肉筆画や、北斎漫画、小布施に滞在していた時に描いた祭り屋台の天井絵などを鑑賞することができます。
営業時間:9時から17時(7・8月のみ18時まで)
北斎館の駐車場:普通車400円
栗の小道(くりのこみち)
栗の小道は、北斎館と高井鴻山記念館を結ぶ小道です。
道には栗の角材が敷きつめられています。
高井鴻山記念館(たかいこうざんきねんかん)
葛飾北斎のスポンサーであった高井鴻山の住居に鴻山の作品が展示されている施設です。
開館時間:9時から17時(7・8月は18時まで)
高井鴻山は小布施町の豪商で、葛飾北斎に資金援助して絵の制作をサポートしました。
記念館の敷地には北斎のために鴻山が建てたアトリエや、幕末に文人や思想家が訪れたサロンが保存されています。
高井鴻山自身も花鳥の屏風や、書画などを描き、その作品が高井鴻山記念館に飾られています。
高井鴻山はまた妖怪画も得意としていました。
9月には鴻山の妖怪画が飾られた記念館の敷地内で、怪談の披露や肝試しが行われる「妖怪夜会」が開催されています。
岩松院(がんしょういん)
岩松院は小布施町にある曹洞宗の寺院です。
入館時間:9時から17時(11月は16時半、12月から3月は16時まで)
北斎の晩年最大の作品である天井絵で有名な岩松院については、こちらの記事をどうぞ
観光客をおもてなしする取り組み
小布施町オープンガーデン
町の中心街から歩いて30分圏内に130のオープンガーデンがあり、個人の庭を一般公開しています。
オープンガーデンの入り口に、
「Welcome to My Garden」の看板が出ているとその時間は入っても大丈夫とのサインです。
小布施オープンオアシスボルダリング
小布施インターを下りてすぐ目の前の建物、小布施オープンオアシスの2階には、ボルダリングの体験施設があります。
レンタルシューズも用意されていて、ボルダリングが初めての人でも初心者向け30分コースなどから気軽に体験することができます。
北斎ゆかりの小布施の観光まとめ
北斎ゆかりの観光スポットを巡る旅
小布施は散策がゆっくり楽しめる町です。
2、3時間程度で散策することは可能ですが、レンタサイクルを借りてゆっくりまわってみられて楽しいかと思います。
レンタサイクルは村営駐車場や小布施駅で貸し出ししています。
森の駐車場:2時間400円(4月から11月)
小布施駅総合案内所:2時間400円 9時から17時(4月から11月)
小布施周辺のホテル・旅館
小布施の食事スポット
