長野県の諏訪市には、諏訪大社(すわたいしゃ)という、御柱祭で有名な、古くからある神社があります。
諏訪大社は上社が2つ、下社が2つと全部で4箇所ある神社の総称です。
この記事では、長野県の諏訪大社の四社巡りについてご紹介しています。
諏訪大社について
上社・下社に二社ずつある諏訪大社
長野県の諏訪大社は、飛鳥時代には既に風や水をつかさどる竜神の神さまとして知られていた神社です。
平安時代後期の武士の台頭以降は、戦いの神様をまつる神社として信仰されてきました。
諏訪大社は全国に25000ある、諏訪神社の総本社となっています。
諏訪大社は、諏訪湖をはさんで諏訪市側に上社が2つ、下諏訪側に下社が2つあります。
諏訪大社の上社(前宮・本宮)
山が御神体の諏訪大社の上社
諏訪大社の上社(かみしゃ)には
- 本宮
- 前宮
の2つの宮があります。
上社の御神体は、後方にそびえる山になります。
上社 前宮(まえみや)
諏訪大社の拝殿は、7年毎に建て替えられています。上社前宮の今の拝殿は、伊勢神宮で使われていた材木で造営されています。
前宮の境内には「水眼(すいが)」と呼ばれる御手洗川の清流が流れています。
諏訪大社 上社前宮のアクセス・駐車場
アクセス | 諏訪インターから車で6分。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 前宮につづく参道の手前に無料駐車場があります。 |
上社 本宮(ほんみや)
諏訪大社の4社の中で、一番規模が大きく広い境内をもつのは、上社本宮です。
諏訪大社 上社本宮のアクセス・駐車場
アクセス | 諏訪インターから車で4分。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
諏訪大社の下社(春宮・秋宮)
木が御神体の諏訪大社の下社
諏訪大社の下社(しもしゃ)には
- 春宮
- 秋宮
の2つの宮があります。
下社の御神体は木になります。拝殿の奥にご神木があります。
下社 春宮(はるみや)
春宮の御神体は杉の木になります。写真の建物は祭祀、拝礼を行うために設けられた幣拝殿で、右側にたつ柱は、御柱のひとつ「一の柱」です。
諏訪大社 下社春宮のアクセス・駐車場
アクセス | 春宮へは秋宮から徒歩で17分ほどの距離にあります。下諏訪駅から車で4分、徒歩で12分です。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料)門の手前にあります。 |
春宮周辺の道は狭い道が多いので、道を横切る際は車に気をつけましょう。
下社 秋宮(あきみや)
諏訪大社下社の秋宮は、黒色の外観が見事な神社です。大きなしめ縄がかけられた神楽殿の両脇には、迫力ある対の狛犬が置かれています。この狛犬は青銅製のものとしては、日本一の大きさの狛犬です。
なお秋宮の御神体はイチイの木になります。
諏訪大社 下社秋宮のアクセス・駐車場
アクセス | 諏訪インターから車で20分。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 秋宮への参拝客用の無料駐車場は門のすぐ脇にあります。満車の場合は周辺にもいくつかあります。 |
諏訪大社の式年造営御柱大祭
7年に一度の御柱祭り
7年に一度、諏訪大社の4社の宝殿(神さまをまつる建物)が建て直されます。そのときに、それぞれの宝殿の四隅にある大きな柱も立て替えています。この柱を御柱(おんばしら)といいます。
御柱は車や機械を使わず、人の力だけで地面を引きずりながら運搬します。御柱祭りで役目を終えた以前の柱は、地元の神社の鳥居の材木や、お守りなどに使われます。
その御柱を人力で引いて建てるお祭りを「御柱祭り」と呼んでいます。
御柱祭りをはじめ、日本のお祭りについては、こちらの記事もどうぞ。

諏訪大社の四社巡りまとめ
諏訪大社の四社巡りで記念品がもらえる
諏訪大社の四社の、それぞれの御朱印の初穂料は500円です。四社すべての御朱印を集めると、記念品(落雁)がもらえます。
諏訪に観光にこられた際は、諏訪大社の上社(本宮・前宮)と下社(春宮・秋宮)の四社めぐりをしてみてはいかがでしょうか?
