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新府城跡の見どころや駐車場などまとめ|武田氏の広大な城郭跡地を歩く

新府城再現図山梨

山梨県の韮崎(にらさき)市に、戦国時代の武将、武田信玄の息子の武田勝頼が建てた新府城(しんぷじょう)の跡があります。

 

 

この記事では、新府城跡の見どころや駐車場などについて紹介しています。

 

新府城(しんぷじょう)について

武田勝頼が築城し自ら焼いた城

新府城は、南アルプスの明石山脈や八ヶ岳、奥秩父山塊に囲まれた、高低差のある断崖を利用してつくられた平山城です。

新府城は、武田勝頼が戦国時代の1581年に建てた城です。武田勝頼(たけだかつより)は、武田信玄の息子で、武田氏20代目の当主でした。

新府城が建てられた翌年、織田信長の兵の侵攻を前に、武田勝頼は建てたばかりの城を自ら焼かざるをえなくなりました。

新府城は、武田氏の家臣であった真田昌幸が、築城にかかわった城でもあります。真田昌幸についてはこちらの記事もどうぞ。

 

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新府城の中を散策

新府城への入り口は3箇所

新府城の地図

 

新府城の入り口は、3つあります。

 

  1. 乾門枡形虎口(いぬいもんますがたこぐち)
  2. 藤武神社(ふじたけじんじゃ)の入口
  3. 大手枡形虎口(おおてますがたこぐち)

 

ひとつめの入口は、新府城の駐車場から道路を挟んだ正面奥にある「乾門枡形虎口」です。2つめは、駐車場前の道路を左に進んだところにある「藤武神社の鳥居」です。藤武神社の鳥居をくぐり長い石段をあがると、新府城の本丸に到着します。

3つめの入口は、藤武神社の鳥居をくぐらず、そのまま道路を進み、新府城の三の丸を超えた奥にある、「大手枡形虎口」です。

今回は1番の乾門枡形虎口の入口から新府城の中へ入り、新府城の二の丸、本丸を見学したあと、藤武神社の石段を降りて駐車場へ戻るルートを歩いていきます。

 

新府城の枡形虎口から中に入る

新府城跡の駐車場に車を停めたあと、道路を挟んで舗装された道を真っ直ぐ進むと、新府城の水堀が見えてきます。

この水堀沿いを案内板を見ながら歩いて行くと、乾門枡形虎口に到着します。ここから城内に入っていきます。

 

新府城跡の見どころ

丘の斜面を利用した巨大な井戸

新府城の井戸

 

乾門枡形虎口から、新府城内に入り、上り坂をひたすら歩いていくと、二の丸にさしかかる途中の丘で、土塁でまわりを囲まれた、直径が25メートルもある大きな井戸があります。

ここに雨水や、湧き水をためて井戸として使っていたそうです。

 

新府城の本丸跡

土塁で囲まれた二の丸を歩きながら、木々の間から遠くの景色が楽しめます。さらに上り坂を20分ほど進んでいき、頂上にある本丸に到着しました。

 

本社の奥には武田勝頼公の霊社がある

長方形の形をした広い本丸の奥には武田勝頼公の霊社があり、左右に家臣の名前が書かれた位牌があります。

その中には真田昌幸の兄弟である、真田信綱と昌輝の位牌もありました。

 

藤武神社の長い石段

新府城にある藤武神社の長い階段

 

本丸跡からの帰り道は、藤武神社の長い石段の参道を降りていきます。急な階段ですので、この石段を登るのはかなりきつそうです。

新府城を散策したのは10月の初旬でしたが、木が生い茂った日陰の道を歩いたため、所々蚊にさされてしまいました。

出かけられる方は、長袖と汚れても大丈夫な靴を用意された方が良いかと思います。

 

新府城の見どころまとめ

広大な武田氏の新府城跡の所要時間

新府城があった場所は、現在は城址史跡として文化財指定されています。武田勝頼が築城した新府城の跡地は思っていたよりも広く、大規模な戦国時代の城郭の面影を感じることができました。

新府城の入口から三の丸、二の丸、本丸と進んで一周すると、40分から1時間ぐらいの時間が必要になります。

新府城の城郭内には、案内板が所々に設置されています。

新府城がどのようなお城だったのか、これらの案内板の説明書きを見るだけでも、当時の歴史について学ぶことができます。

 

新府城址のアクセス・駐車場

 
アクセス新府城址は韮崎インターから車で15分、韮崎駅から8分の距離の場所にあります。
住所
営業時間24時間
URL公式サイト
駐車場有り(無料)

 

新府城のパンフレットがもらえる場所

はじめて新府城跡に出かけられるときは、韮崎市の次の施設で新府城について説明を聞いてから、散策されるのも良いかと思います。

 

韮崎市民交流センターニコリ(観光案内所)

新府城のパンフレットは、観光案内所でもらえます。韮崎市の観光案内所は、韮崎駅のすぐ横にあります。

観光案内所が入っている、韮崎市民交流センターニコリの建物内には、山梨のお土産も売られています。2階には図書館がありますので、情報を仕入れることができます。

 

韮崎市民交流センターニコリのアクセス・駐車場

 
アクセスJR韮崎駅から徒歩1分
住所
営業時間9:00~22:00
URL公式サイト
駐車場建物の駐車場は4時間まで無料です。

 

韮崎市民俗資料館

新府城の近くにある民俗資料館にも、新府城のパンフレットや新府城の模型が置いてあります。

 

民俗資料館のアクセス・駐車場

 
アクセス韮崎インターから車で20分。
住所
URL公式サイト
駐車場有り(無料)

 

 

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ガイドメモ

フリーランスガイドをしています。日本国内の旅行スポットについて、自分で書き留めたメモを、記事にして紹介しています。

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