長野県は、全国の都道府県の中で、平均の標高が1132メートルと山が多い県です。そのため冷涼な気候で育つ、高原野菜の産地として適しています。
この記事では、高原野菜の代表格、レタスの生産量日本一の村として有名な、長野県の川上村についてお伝えしていきます。
川上村はレタスの生産量が日本一
標高1185メートルの村
長野県南佐久郡川上村は、年間の生産量が8万トン以上と、レタスの生産量が日本で一番多い村です。
川上村の標高は1185メートルです。高所でありながらも、平坦な土地も多いため、畑を作りやすい場所でもあります。
あたり一面がレタス畑
夏の季節に川上村の道路を車で走っていると、このように辺り一面にレタスの畑が広がっています。
山々を背景にした緑色の畑は、川上村のどこに行っても見ることができます。
農業用大型トラクター
こちらはレタス収穫後の畑の様子です。高原に行くと、このような大型の農業用のトラクターを良く見かけますね。
写真に写っているトラクターは、川上村で利用されている、レタス運搬用のトラクターです。
大量のレタスが入ったコンテナーを積むので、タイヤのサイズもとても大きいですね。
川上村で生産されているレタスの種類
川上村でつくられているレタスには、次のようなものがあります。
- 結球レタス(玉レタス、オリンピア、バターレタス)
- 非結球レタス(サニーレタス、バタビアレタス、フリルレタス、グリーンリーフ、ユーマイサイ)
- 半結球レタス(ロメインレタス、リバーグリーン)
結球レタスとは、その名の通り丸い玉の形で、非結球レタスは、葉っぱのように先が開いている形、そして半結球レタスは、その中間の形をしているレタスのことを指します。
それぞれのレタスは食感や味に違いがあります。サラダやサンドイッチにして食べたり、炒め物やスープにしたりと利用範囲も幅広いです。
普通にスーパーで売られているレタスば、玉レタスにサニーレタス、シルクレタスでしょうか。川上村産直市場に出かけると、見かけることの少ない、めずらしいレタスも販売されています。
川上村の野菜直売所
森の駅「マルシェかわかみ」
村役場の隣にある、森の駅「マルシェかわかみ」で、川上村産のレタスや高原野菜を買うことができます。
「マルシェかわかみ」のアクセス・駐車場・営業時間
アクセス | 「マルシェかわかみ」は、川上村役場の隣にあります。 |
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住所 | |
営業時間 | 9:00~17:00(4月から11月)※時間変更の可能性あり |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
7月から11月上旬ごろまで販売
レタスの生産量が日本一の村にある直売所だけあって、マルシェかわかみで売られているレタスの種類は豊富です。
レタスは夏の野菜ですが、10月中旬に訪問した時も、シルクレタスに玉レタス、非結球の形のレタスが店頭に並んでいました。どのレタスも瑞々しくて、甘かったです。
日本のレタスについて
レタスはいつから作られているの?
日本ではいつ頃からレタスが食べられていたのでしょうか?
日本では奈良時代から、レタスがつくられてきました。当時栽培されていたレタスの品種は、サンチュのようなリーフレタスでした。
現在よく見かける丸い形のレタスは、昭和22年から長野県で栽培が始まったようです。
レタスを新鮮なまま食べるコツ
新鮮なレタスは、そのまま生で食べるのが一番美味しいですね。私はすりおろしの人参や玉ねぎのドレッシング、またカルディの旨たれドレッシングを使ったサラダが好きです。
そういえば、つまようじを数本、レタスの芯のところにさしておくと、成長が止まってレタスの鮮度が保たれるとテレビ番組で紹介していました。
川上村のレタスまとめ
緑色が映える高原の村
高原野菜を栽培している地域はたくさんありますが、その中でも川上村は、どこまでいっても目の前に広がるレタスの緑が印象的な村です。
川上村に立ち寄られた際は、様々な種類のレタスを購入されてみてはいかがでしょうか?
周辺の観光スポット
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