※みやこ浄土ヶ浜遊覧船は2021年1月を持って閉業しました(青の洞窟をめぐるさっぱ船は営業しています)。
三陸復興国立公園(旧名称:陸中海岸国立公園)は、青森県から宮城県まで300キロメートルとつづく、海岸沿いの国立公園です。
この三陸復興国立公園の代表的な景勝地のひとつである、「浄土ヶ浜(じょうどがはま)」は、太平洋に面した断崖が続く人気の観光スポットです。
この浄土ヶ浜の絶景や断崖の全体像を見るには、遊覧船に乗って海岸を周遊するのがおすすめです。
この記事では、岩手県の浄土ヶ浜で、遊覧船にのって海岸線の絶景を見たときの様子を紹介しています。
岩手県の浄土ヶ浜について
リアス式の海岸景勝地
岩手県の浄土ヶ浜は、三陸復興国立公園を代表する白い岩壁が見られる景勝地です。
このあたりの太平洋に面した海岸は、大昔に山が海に沈んでできた海岸になります。「リアス式海岸」と呼ばれていて、元は山の谷だった部分が入江になっていて、山の尾根だった部分が岬となっています。
浄土ヶ浜の見どころ
白い火成岩にかこまれた浄土ヶ浜
こちらが日本の海水浴場百選にも選ばれている、浄土ヶ浜です。
浄土ヶ浜は、遠浅の入江で、白い火成岩に囲まれている海水浴場です。火成岩とは、マグマが冷えて固まったものを指します。
浄土ヶ浜は、およそ5千万年前の火成岩でできているそうです。
浄土ヶ浜レストハウスの雲丹ラーメン
浄土ヶ浜海水浴場の目の前には「浄土ヶ浜レストハウス」という比較的新しい休憩施設があります。こちらでお土産を買ったり、食事休憩をとることができます。
レストハウスでは、雲丹が練りこんである黄色い麺の上に、雲丹と海藻がのっている名物の「ウニと海藻のラーメン」を食べました。
浄土ヶ浜ビジターセンター
浄土ヶ浜にきたら、まずはこちらの浄土ヶ浜のビジターセンターに立ち寄って、周辺の観光情報を調べてから浄土ヶ浜をまわられると良いかもしれません。
浄土ヶ浜ビジターセンターでは、浄土ヶ浜だけでなく三陸復興国立公園の観光案内もしています。また休憩室も設置されていて、無料で利用することができます。
みやこ浄土ヶ浜遊覧船の乗船券も、こちらで購入することもできます。
浄土ヶ浜を遊覧船でめぐる
みやこ浄土ヶ浜遊覧船
それでは、浄土ヶ浜の遊覧船に乗船してみます。浄土ヶ浜ビジターセンターから徒歩で5分の場所にある、遊覧船乗り場へ行き、乗船券を購入しました。
今回は所要時間1周40分の、浄土ヶ浜周遊コースに参加してみることにしました。中学生以上の大人料金は一人1400円で、6歳から小学6年までは700円でした。
うみねこと一緒に出航
出航時間になりましたので、遊覧船に乗って船着場を出発します。
クルージングの最初から終わりまで、たくさんのうみねこがこんな感じで遊覧船の横で一緒に飛んでくれます。
途中うみねこの繁殖地である姉ヶ崎や、夫婦岩、ローソク岩などを通っていきます。
遊覧船の甲板からみた浄土ヶ浜の断崖の絶景
遊覧船の甲板からは、このような浄土ヶ浜の断崖の絶景を見ることができます。浄土ヶ浜はその野生的な景観から、海のアルプスとも呼ばれています。
遊覧船に乗船している40分間の間、ガイドさんが浄土ヶ浜の絶景スポットについて、詳しくアナウンスしてくれました。
ところどころ波が荒く、船が大きく揺れたりとちょっとしたスリル感を味わうことができました。
浄土ヶ浜の観光まとめ
リアス式の海岸を間近に見れる浄土ヶ浜の観光
浄土ヶ浜に出かけたのは、天気がくもり時々雨の日でした。写真は少し暗めですが、どんな感じか雰囲気はつかんでいただけたかと思います。
浄土ヶ浜では、青の洞窟と呼ばれる八戸穴に、さっぱ船と呼ばれるボートで行く、青の洞窟遊覧コースも体験できます。
青の洞窟の船乗り場は、浄土ヶ浜ビジターセンターから徒歩で7分の場所にあります。
浄土ヶ浜のアクセスと駐車場
アクセス | 浄土ヶ浜は岩手県の盛岡市から車で2時間ほど東に行った場所にあります。 |
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住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
浄土ヶ浜ビジターセンターから、浄土ヶ浜レストハウスの間は歩いて15分から20分ほどです。毎日バスも運行していました。
またビジターセンターと浄土ヶ浜レストハウスの途中に、浄土ヶ浜パークホテルがあり、ゆっくりと海の幸を食べたい場合は、そちらのレストランで食事をとることができます。
浄土ヶ浜周辺のホテル・旅館
浄土ヶ浜周辺のその他の観光スポット
浄土ヶ浜から車で1時間ほどいった場所に、日本三大鍾乳洞の「龍泉洞」があります。