九州の南の端に、指宿(いぶすき)という人口4万4千人の市があります。
鹿児島県の指宿市といえば、熱い砂の中に体をすっぽり入れて蒸される「砂蒸し風呂」が有名です。
とても珍しい入浴方法なので、いつか鹿児島県に旅行に出かけた時は、本場の砂蒸し風呂を一度試してみたいと考えていました。
今回、砂蒸し風呂を体験することが出来ましたので、記事にてご紹介します。
鹿児島県の指宿市は砂蒸し風呂の本場
砂蒸し風呂で有名な指宿の「砂楽」
JRの指宿駅から1.4キロメートル離れた海岸の側に、「砂楽(さらく)」という、日帰りで砂蒸し風呂が体験できる温泉施設があります。このあたりの海岸は地下に熱い水源があり、砂浜が温められることから、天然の砂風呂に最適な環境となっているそうです。
料金と営業時間
こちらが入口にある、営業時間の案内看板です。砂楽は、朝の8:30から夜の21:00まで営業しています。
料金は砂むしの体験と内風呂の温泉入浴がセットで、大人1100円(小人600円)になります。
砂蒸し風呂を体験
砂蒸し風呂の入浴方法
館内に入ると、すぐ目の前に日本語と英語でかかれた案内板が設置されていました。
砂蒸し風呂の入浴の流れは次のとおりです。
- 入口で受付をすませてから
- 浴衣に着替える
- タオルを持って、海岸に出る(タオルは頭や首を、熱さから保護するために必要)
- 浜辺の小屋で砂蒸し風呂を体験
- 砂蒸し風呂の後、シャワー室で砂を落とす
- 温泉に入る
砂蒸し温泉記念タオル
受付で入浴料を払い、120円の「砂むし温泉記念タオル」が販売されていたので1枚買ってみました。
温泉タオルって、使い勝手も良いし、旅の記念にもなりますよね。
砂蒸し温泉が体験できる場所
ロッカーのある着替え場で、浴衣に着替えをすませ、温泉タオルを持って外に出ました。目の前に「砂むし温泉」の案内看板があったので、矢印どおりに進みました。
このあたりの浜辺は、波打ち際から85度の温泉が湧き出ていて、砂蒸し風呂に利用されています。
通路を進んでいくと、屋根付きの砂むし温泉施設が見えてきます。
この屋根がついている建物は、全天候型の施設です。天気の良い干潮時は、波打ち際での砂蒸し風呂も体験できるそうです。
砂は、温泉のお湯で熱湯消毒される
砂蒸し風呂の屋外施設は、写真のようにいくつかの区画に分かれています。
利用されたあとの区画は、順番に80度以上の温度の源泉で、熱湯消毒がされていました。
海の目の前で全身を蒸される
スコップでどんどん砂をかけられる
砂蒸し場に到着すると、スタッフの方が、あらかじめ一人が寝そべる大きさに掘ってある場所に案内してくれます。
頭にタオルを巻いてから、砂の上に仰向けに寝そべると、上からスコップでどんどん砂をかけられます。温泉で熱くなっている砂の重みで、すぐに体がポカポカ温まってきます。
スタッフの方にカメラを渡すと、砂から頭だけを出した姿の写真を撮ってくれました。
あっという間に15分が経過
砂風呂は10分が限度ということでしたので、砂が熱すぎるのではないかと心配しましたが、のぼせることはありませんでした。海を見ながら全身を蒸されていると、思ったよりも早く15分が経過していました。
砂蒸し風呂から出るときは、自分で砂を押し上げます。起き上がったとたん、海風が全身にあたり、爽快な気分になりました。
指宿の砂蒸し風呂まとめ
思ったより熱すぎず、いい汗がかけた
砂蒸し風呂は、蒸されながら全身が指圧されている感じでした。一度体験するとクセになるかもしれません。
海風を感じながら、砂の中にゆっくり埋まっていたので、沢山のいい汗がかけました。撮っていただいた写真も良い記念になりますね。
砂蒸し風呂の温泉の効能については、施設のサイトに詳しく載っているので、興味がある方はこちらの砂楽のサイトをご覧ください。
砂楽へのアクセス・駐車場
アクセス | 指宿駅から砂楽までは歩くと20分、車だと3分ほどです。 |
---|---|
住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り。砂楽の建物の向かい側に無料駐車場があります。 |
指宿周辺のホテル・旅館
周辺の観光スポット
砂蒸し風呂を体験したあとは、指宿市内で地元名物の回転そうめん流しのランチを食べました。その時の記事はこちらをどうぞ。