和歌山県の紀伊半島は、日本で一番大きな半島です。
そのため、紀伊半島をぐるりと車で一周しようとすると、思ったよりも時間がかかります。ただ、海岸沿いには絶景ポイントがたくさんあり、長時間のドライブでも飽きることがありません。
この記事では、紀伊半島の最南端にある「橋杭岩(はしぐいいわ)」、「潮岬(しおのみさき)」、「田子の浦(たこのうら)」に立ち寄ったときの様子を紹介しています。
橋杭岩(はしぐいいわ)
国の名勝天然記念物の橋杭岩
さて、はじめにご紹介するのは橋杭岩です。橋杭岩は、写真のように海岸沿いに900メートルに渡って、岩が並んでいる景勝地です。
なぜこれらの岩に橋杭岩(はしぐいいわ)と名前がつけられたかというと、その昔、弘法大師(空海)が橋を作ろうとしたときに、その橋の杭だけが残ったという伝説が由来になっているからです。
実際は、噴火したマグマが泥岩層の中で固まって、そのあとに泥岩層だけが波に削られてできたあとになります。
朝日を背景にした岩柱の景色がとても綺麗だとのことで、早朝にもかかわらず、橋杭岩にはたくさんの人が訪れていました。
橋杭岩のアクセス・駐車場・営業時間
アクセス | 潮岬灯台から車で12分。 |
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住所 | |
営業時間 | 9:00~18:00(10月から3月までは17:00まで)橋杭岩は24時間鑑賞可能。 |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
橋杭岩は、潮岬灯台から車で12分(8キロメートル)離れた場所にあります。
橋杭岩を見るには、熊野街道沿いにある「道の駅 くしもと橋杭岩」の駐車所に車をとめるのが便利です。すぐ目の前に、橋杭岩があります。
潮岬(しおのみさき)
明治初期に建てられた洋式の潮岬灯台がある岬
次に訪れたのは、紀伊半島の最南端であると同時に、本州最南端の場所にある、潮岬(しおのみさき)です。
潮岬の先端には、上の写真に見えるように、潮岬灯台がたっています。潮岬灯台は、明治初期に建てられた洋式の灯台で、全国に16基ある、登れる灯台のうちのひとつです。
潮岬観光タワーのアクセス・営業時間
潮岬灯台近くの道の駅「潮岬観光タワー」の展望台から、潮岬の全体像が一望できます。時間があれば、こちらにもぜひ立ち寄ってみましょう。
もし潮岬観光タワーが営業時間外でも、駐車場の道路を挟んで向かい側の「潮風の休憩所」から、潮岬灯台の絵になる風景を、写真におさめることができます。
住所 | |
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営業時間 | 朝8:30から16:30まで |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 有り(無料) |
田子の浦(たこのうら)
潮岬から南紀白浜に向かって車を走らせていくと、田子の浦という景勝地に到着します。
ちなみに、「田子の浦」という名前がついた観光地は、静岡県にもありますが、紀伊半島にある田子の浦は「たこのうら」で、静岡県の田子の浦は「たごのうら」と読みます。
潮岬から20分ほど車で熊野街道を北に上っていくと、「田子の浦」と書かれたバス停が見えてきました。
可愛らしい双子の島:双島(そうしま)
田子の浦から沖の方に、丸っこい2つの島が見えます。この2つの島は、双子の島と書いて、双島(そうしま)と呼ばれます。双島には、日本ではめずらしい熱帯系のハカマカズラ(わんじゅ)の木が生えています。
双島は船で渡ることができ、磯釣りで人気のスポットです。
田子の浦のアクセス
住所 | |
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アクセス | 潮岬灯台から車で20分。 |
紀伊半島最南端の観光スポットまとめ
和歌山県の串本町にある海の景勝地
いかがでしたか?紀伊半島の海岸沿いを走ると、このような景色をところどころで見ることができます。
温暖な天気の中、海ぞいのドライブは気持ちいいですね。
今回ご紹介した潮岬と橋杭岩、田子の浦は、すべて和歌山県の串本町(くしもとちょう)という町の観光スポットになります。橋杭岩をはじめとした、串本町の海の景勝地は、「南紀熊野ジオパーク」に属しています。
串本町は人口が1万6千人の町で、お土産にはきんかんとカツオが人気です。
串本町周辺のホテル
紀伊半島のその他の観光スポット
紀伊半島には、南紀白浜や世界遺産の霊場があります。