静岡県の伊豆半島にある「堂ヶ島(どうがしま)」に出かけてきました。
青い海と白い断崖のコントラストが美しい堂ヶ島は、西伊豆の人気の観光スポットです。
この記事では、伊豆半島の絶景が楽しめる、堂ヶ島の遊歩道を散策したときの様子を紹介しています。
堂ヶ島(どうがしま)について
堂ヶ島は伊豆半島ジオパークのサイトの一つ
静岡県西伊豆の海岸沿いにある、人気の景勝地「堂ヶ島」。堂ヶ島は「伊豆半島ジオパーク」のジオサイトのひとつです。
堂ヶ島には、上から陽の光が差し込む、天窓洞(てんそうどう)と呼ばれる洞窟の穴があり、その下を観光船で通りぬける、青の洞窟めぐりツアーが人気です。
昔は本州から離れていた伊豆半島
伊豆半島は、ユネスコの世界ジオパークに認定され「伊豆半島ジオパーク」と呼ばれています。
はるか昔、伊豆半島は火山島や海底火山の群れで、本州とは海を隔てて距離が離れていました。日本列島の地下プレートの移動によって、60万年前に本州とぶつかり、火山活動をくりかえして、現在の伊豆半島が誕生しました。
堂ヶ島のリアス式の白い崖も、当時の火山活動で降り積もった火山灰でできています。
堂ヶ島をはじめとする、伊豆半島ジオパークのジオサイトでは、こうした伊豆の成り立ちについて詳しく学ぶことができます。
堂ヶ島を観光する
堂ヶ島はクルーズがおすすめ
堂ヶ島の白いリアス式の海岸線や、周辺の島々、天窓洞の洞窟の中を見るには遊覧船に乗船するのがおすすめです。
堂ヶ島マリンの青の洞窟めぐりクルーズ
堂ヶ島では、次のような遊覧船の運行コースが用意されています。
- 洞くつめぐり 20分コース
- 堂ヶ島クルーズ 25分コース
- ジオサイトクルーズ 50分コース
※現在はいくつかのコースが一時休止中です。
料金は大人1200円から2300円の価格帯で、時刻表は、堂ヶ島マリンのサイトで確認できます。
私が出かけた日は、残念ながら強風で遊覧船は欠航していました。
伊豆の堂ヶ島の遊歩道を散策する
遊歩道の展望台から海岸の浸食層を眺める
遊覧船には乗れなくても、堂ヶ島は遊歩道が整備されていますので、ぐるりと周辺を散策することができます。
散策の所要時間は、階段の登り下りなど、起伏に富んだコースをゆっくり歩いて、およそ一周30分ぐらいです。
途中の展望台からは、写真のような白い火山灰や軽石で出来た、海岸の侵食層を見ることができます。間近でみると迫力がありますね。
上から見た天窓洞(てんそうどう)の景色
また遊歩道の途中には、天窓洞を上からのぞくことができる場所があります。今日は波が荒くて欠航していましたが、普段はこの下の洞窟トンネルの中を観光船が通ります。
天窓洞を上から動画で撮影してみましたので、ご覧ください。
この波の荒さだと想像するのが難しいですが、お天気が良い日は「天窓洞」の洞窟の窓から日の光が差しこみ、海がエメラルドグリーンに見えるんだそうです。それで青の洞窟と呼ばれているんですね。
ピアドーム天窓のアクティビティ
天窓洞から歩いてすぐの場所には、堂ヶ島ビジターセンターがあります。
堂ヶ島ビジターセンター「ピアドーム天窓」では、1回45分の堂ヶ島ジオガイドツアーを受け付けています。
また「ピアドーム天窓」ではアートフレーム作りなどの、工作体験教室も開催されていました。
堂ヶ島の遊歩道の散策まとめ
堂ヶ島の遊歩道から駿河湾の海の景色を堪能
出かけた当日は波が荒い日でしたが、海は真っ青で、堂ヶ島の遊歩道からは、駿河湾の海の景色と白い侵食層のコントラストを堪能することができました。
伊豆半島の温暖な気候の中、ウォーキングするのに堂ヶ島はぴったりの観光スポットだと思います。
今度は遊覧船で堂ヶ島をクルーズしてみたいと思います。
堂ヶ島のアクセス・駐車場
アクセス | 堂ヶ島は静岡県賀茂群西伊豆町にあり、伊豆市から車で1時間ほどかかります。 |
---|---|
住所 | |
駐車場 | 有り(無料) |
堂ヶ島の隣には、加山雄三ミュージアムがあり、共通で300台停められる無料駐車場があります。
加山雄三ミュージアムは1階にレストラン、2階に伊豆のお土産物屋があり堂ヶ島観光と一緒に訪れる人が多いです。
伊豆周辺のその他の観光スポット
静岡県の観光スポットを紹介する記事は、こちらもどうぞ。
堂ヶ島周辺のホテル・旅館