割子(わりご)そばって、食べたことありますか?
割子そばは、島根県の名物「出雲そば」の冷やしバージョンで、お蕎麦を丸い漆器に盛り付けた郷土料理です。
割子そばは、このような丸い形の器(一般的に3段重ね)に入って出されます。
この記事では、島根県出雲市にある「たばら食堂」で、割子そばを食べたときの様子を紹介しています。
出雲の名物割子そば
出雲大社の帰り道にたばら食堂に寄る
この日の午前中、島根県の観光名所である、出雲大社にお参りに行ってきました。
島根県の出雲では、割子そば(出雲そば)が有名です。せっかく出雲まで来たので、参拝の帰り道、地元で割子そばが食べられる「たばら食堂」に立ち寄りました。
たばら食堂の「割子そば」
たばら食堂は、そばにうどん、ラーメンなどのメニューが提供されている食堂です。そしておすすめメニューのひとつが、割子そばです。
こちらが今回注文した、割子そば(冷) 630円です。薬味は海苔と鰹節に、ネギとモミジおろしが添えられていました。
上から写真を撮っているのでわかりづらいですが、3段重ねの丸い器の中に、それぞれお蕎麦が盛られています。
蕎麦つゆは、ダシがきいて、甘みが感じられました。
割子そばの食べ方
器につゆ(だし)をかける
割子蕎麦の食べ方についてわかりやすく書かれた、説明書がテーブルに置かれていました。
まずは、3段重ねの器の一番上のお蕎麦のお皿に、お好みで薬味をのせます。そして蕎麦をつゆにつけるのではなくて、つゆを直接器の方にかけて食べます。
1段目の器を食べ終えたら、今度は余ったつゆを、2段目の割子の器にかけて食べます。それを3段目の器まで繰り返すのです。
なぜこのような食べ方になったのか?
なぜ割子そばは、このような食べ方になったんでしょうか?それには次のような理由があるそうです。
昔は外で蕎麦を食べるときに、手で持ち運べるお弁当サイズの重箱に入れて、持ち歩いていました。そのため、蕎麦つゆを捨てなくてもすむように、この方法が採用されたそうです。
「割子」とは重箱のことを指すので、割子そばと呼ばれるようになったんだそうですよ。
割子そばの食べ方まとめ
割子そばは、外に持ち歩くための食べ方だったんですね。確かに合理的な食べ方ですし、暖かい季節に外で食べるお蕎麦も美味しそうです。
地域によって多少違いがあるようですが、薬味に青ネギや鰹節、もみじおろしも甘めのつゆのアクセントになって、自宅でも試してみたいと思うぐらい、美味しかったです。
たばら食堂のアクセス・駐車場・営業時間
アクセス | 出雲大社から車で19分、出雲インターからは車で5分です。 |
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住所 | |
営業時間 | 11:00~20:00(定休日:火曜日)お昼休憩あり |
駐車場 | 無料駐車場が完備されています。 |
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