日本には、江戸時代の街道の町並みを残した観光地がいくつかあります。
旧街道の宿場町としては、有名なものに、
- 妻籠宿(つまごいじゅく)
- 馬籠宿(まごめじゅく)
- 奈良井宿(ならいじゅく)
- 大内宿(おおうちじゅく)
などがありますが、その他に小さいながらも、街並みが美しい宿場町が、全国各地に数多く保存されています。
この記事では、そんな宿場町のひとつである、長野県の海野宿を紹介しています。
長野県の海野宿について
長野県の北国街道沿いにある海野宿
海野宿(うんのじゅく)は、長野県東御市の旧北国街道沿いにあります。
もともとこの辺りは、地方の有力武家一族であった海野氏の拠点として栄えていた集落であったため、海野宿と名前がつけられています。戦国時代の武将である真田氏は、この海野一族の流れを組むと伝えられています。
日本の道100選に選ばれている海野宿
長野県の東御市にある海野宿は、江戸時代には宿場町として栄え、明治以降は蚕を育てる蚕室(さんしつ)として利用されてきました。
海野宿は昔から地域の人に親しまれていて、特徴ある通りは、「日本の道100選」にも選ばれています。
長野県の宿場町「海野宿」を散策する
江戸時代の集落の通り
こちらが海野宿の町並みになります。海野宿には、江戸時代に旅籠屋として利用されていた建物をはじめ、約100棟の家が並んでいます。
昔ながらの建物の外側には、うだつなどの装飾が見られます。
海野宿の商業施設は少なく、お蕎麦屋や、1日2組限定のホテル、またカフェを併設したガラス工房など数件のお店が、営業をしています。今回はガラス工房のカフェで休憩することにしました。
ガラス工房「橙」
海野宿の通りのちょうど中間にある白壁のお店が、ガラス工房兼ショップ「橙(だいだい)」として営業しています。
こちらがガラス工房&ショップ「橙」の入口です。工房には、手作りのガラス製品がたくさん並べられていて、見ているだけでも楽しいです。
橙カフェのスイーツで一息
ショップで売られているガラスの商品をお土産に購入したあと、併設されているカフェでブルーベリータルトを頼みました。
ブルーベリータルトがのったお皿と、レモン水が入ったピッチャー、花瓶などすべて工房手作りのガラス製品です。
ガラスの器に入れると、とても涼しげでいいですね。
長野の宿場町「海野宿」のまとめ
昔にタイムスリップできる海野宿
今回ご紹介した長野県の東御市にある海野宿(うんのじゅく)は、まだそれほど観光地化はされていません。
ただ小規模ながらも、旧街道時代の建物や町並みが、大切に保存されていて、昔にタイムスリップしたような気分に浸ることができます。江戸時代からの建物がまとまって保存されていると、昔に時間が逆戻りしたかのような懐かしい感覚に浸れます。
海野宿は軽井沢や上田城からも近く、立ち寄りやすい場所にあります。観光客で混雑していない分、静かでゆっくりとした時間を過ごすことができます。
海野宿のアクセス・駐車場
アクセス | 東部湯の丸ICから車で10分。しなの鉄道の田中駅からタクシーで6分、歩いて22分 |
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住所 | |
駐車場 | 3箇所有り(無料) |
海野宿周辺のホテル・宿泊施設
周辺の観光地
海野宿から車で1時間以内の場所には、たくさんの観光スポットがあります。