日本は全国どこに出かけても、水族館がありますよね。それというのも日本は、水族館が世界一多い国なんだそうです。逆に水族館がない県を探すのが難しいぐらい。
日本列島は海に囲まれているので、魚や海洋生物が他の国に比べて捕獲しやすく、海洋生物の管理維持ができる海岸の近くに水族館の数が多いのも理解できる気がします。
ただ数が多い分、水族館で展示しているものって、おおよそ想像できてしまうのではないでしょうか?そのため最近は、水族館も集客のため、展示方法に試行錯誤を重ねています。
山形県にある加茂水族館は、海水生物の中でも、クラゲに特化している水族館です。加茂水族館には、世界一大きなクラゲの水槽があり、さまざまな種類のクラゲたちを見ることができます。
また加茂水族館では、クラゲの展示以外にもアシカショーや、うみねこの餌やりなど、楽しいパフォーマンスショーも毎日開催されています。
この記事では、特化型水族館の一つとして注目されている、山形県の鶴岡市にある、加茂水族館(かもすいぞくかん)について紹介しています。
山形県の加茂水族館について
クラゲをテーマにした水族館
加茂水族館は、山形県の鶴岡市にあるクラゲをテーマにした水族館です。
加茂水族館のクラゲの展示数は、世界一と言われています。水族館のシンボルとして、ミズクラゲが泳ぐ直径5メートルの巨大な青い水槽が人気です。
また館内にはクラゲ入りのラーメンなど、クラゲメニューが食べられるレストランや、クラゲアイスクリームが食べられる売店があります。
加茂水族館の見どころ
山形県の庄内の魚を紹介するコーナー
加茂水族館に入館してエスカレーターを降りると、まず目に入るのが、山形県の庄内に生息している淡水魚や海水魚の展示コーナーです。
大きな水槽には、シロザケの稚魚が大群で泳いでいたり、最上川のヤマメや、世界最大種の水ダコが展示されています。
世界最大種の水ダコ
こちらが、世界最大種の水ダコです。大きすぎて、もはや水槽を見ただけではタコの全体像がつかめません。水ダコは大きくなると体長が3メートル、重さが50キロに成長するそうです。
世界一のクラネタリウム
山形県の魚たちを見たあとは、いよいよクラゲがいる水槽に到着です。加茂水族館では、クラゲの展示コーナーをクラネタリウムと呼んでいます。
クラネタリウムでは、薄暗い通路を通りながら、クラゲの水槽だけが転々と、スポットライトのように明るく続いています。
加茂水族館のクラネタリウムでは、日本に生息しているクラゲだけでなく、世界各地のクラゲを集めています。そのうち常時35種類以上のクラゲが、展示されているということでした。
こちらはシンカイウリクラゲと言って、山形では春に見ることができるクラゲだそうです。
クラゲドリームシアター
クラネタリウムのクライマックスは、直径5メートルの世界最大の水槽が登場します。この大きな水槽には、2千匹のミズクラゲが泳いでいます。
クラゲについて学べるコーナー
また水族館内には、クラゲの水槽を前に記念写真がとれたり、クラゲについて学べる解説コーナーや、学習会なども開催されています。
加茂水族館のアシカショーやうみねこの餌付け
加茂水族館のアシカショーの本格的なパフォーマンス
さて、たくさんのクラゲを見終わったあとは、1階の中庭にあるプールに向かいます。
加茂水族館では、1日に数回、アシカやゴマアザラシのパフォーマンスショーが開催されています。
客席からは、大きなアシカのパフォーマンスショーを間近で見ることができます。またアシカとゴマアザラシのそれぞれの特徴と、泳ぎ方の違いなど、係員さんが丁寧に説明してくれます。
アシカ、アザラシのプール
アシカとアザラシのショーのあとは、アシカやゴマアザラシがいるプールに行き、近くで泳ぐ姿を見ることもできます。
うみねこの餌付け場
また加茂水族館では、うみねこの餌付けショーも1日何度か開催されています。
開催時間になると飼育員さんがやってきて、一匹ずつ魚を渡してくれるので、自分で直接うみねこに餌をあげることができます。
こんなすぐ近くでうみねこが見れるのかとびっくりするぐらい、目の前まで寄ってきますよ。
加茂水族館のクラゲグルメ
クラゲのアイスクリーム
加茂水族館には、クラゲグッズを売るお土産物売り場や、クラゲが食べられるレストランがあります。
これは桃シャーベットに、コリコリした食用クラゲを混ぜてあるクラゲアイスです。食用クラゲは中華料理にも使われていて、スーパーで買うこともできますが、アイスに入れて食べるのは珍しいかも。
クラゲ自体に味はついていないので、味は普通に美味しい桃のシャーベットです。
また加茂水族館では山形名物の玉こんにゃくも、1本100円で売られていました。味のしみた山形の玉こんにゃくは、美味しいですよね。たくさんの人が、からしをつけて玉こんにゃくをまとめ買いしていました。
加茂水族館の見どころまとめ
クラネタリウムとアシカショーが楽しい
加茂水族館は、コンパクトな水族館ですが、特化型の水族館らしく、クラゲの展示方法が素晴らしかったです。暗い場所で浮遊するクラゲに、スポットライトがあたって、イルミネーションのように綺麗でした。
それとアシカとゴマアザラシについても学べる、加茂水族館のアシカショーも楽しいので、ぜひご覧になってみてください。
加茂水族館のアクセス・駐車場・入館料金・営業時間
アクセス | 加茂水族館へは、鶴岡駅からバスで30分、鶴岡インターから車で15分かかります。 |
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住所 | |
営業時間 | 9:00~17:00(年中無休) |
入館料 | 大人1000円 小・中学生500円 |
駐車場 | 500台停められる駐車場有り(無料) |
加茂水族館のゴールデンウィークやお盆シーズンなど特に混雑している日以外は、スムーズに駐車場に停めることが出来ます。
加茂水族館周辺のホテル・旅館
周辺のその他の観光スポット
加茂水族館の近くには、東北で有名な参拝スポットである、出羽三山があります。

