上高地(かみこうち)は、北アルプスの槍・穂高連峰に登る玄関口にあたる場所にある観光名所です。
上高地は、長野県の人気観光スポットランキングでは常に上位の位置をキープし続けています。
この記事では、上高地のシンボルともいえる河童橋や、お猿さんに会える散策コースなど、上高地の観光の見どころを紹介しています。
長野県の「上高地」について
標高1500メートルの山岳リゾート
上高地は、長野県の松本市から車で1時間半ほどの場所にある、標高1500メートル地点にある山岳リゾートです。
冷たく透きとおった梓川(あずさがわ)の流れに沿って見える、上高地の雄大な北アルプスの山々の景色は、国の特別名勝に指定されています。
4月中旬の山開きから夏、秋の紅葉シーズンにかけてたくさんの観光客が上高地を訪れています。
上高地の観光の見どころ
上高地バスターミナル
上高地の玄関口である、上高地バスターミナル。路線バスで上高地にきたときに、観光客が最初に訪れるのが、上高地バスターミナルです。
登山客にとっても穂高連峰の玄関口である、上高地バスターミナル内には、観光案内所や売店、レストランなどがあります。
河童橋(かっぱばし)
上高地バスターミナルから梓川沿いを10分ほど歩くと、河童橋に到着します。
河童橋は、長さが36.6メートルのカラマツでつくられら木製の吊橋で、上高地のシンボルと呼んでも良いぐらい、ガイドブックやパンフレットにもよく登場する橋です。
河童橋の周辺には五千尺ホテルをはじめ、ホテルや、ロッジ、キャンプ場やレストラン、ショップなどが並び、食事休憩をとることができます。
目の前を流れる梓川(あずさがわ)は、北アルプスの槍ヶ岳から流れ出ていて、千曲川(信濃川)へ続いています。
梓川の透き通った川の流れに、思わず手をつけてみたくなりますが、川の水は夏でも凍るほどに冷たいですよ。
河童橋から明神池までの散策路を歩いてみよう
河童橋から明神池までの道は、観光客に人気の散策コースになっています。明神池に向かうには、梓川の右岸道と左岸道の2つのコースがあり、所要時間が次のように異なります。
- 河童橋から梓川右岸道で明神池まで 約70分
- 河童橋から梓川左岸道で明神池まで 約50分
左岸道の方が早くつきますが、右岸道のほうが、林道となっていて、自然を観察しながら進むにはおすすめです。行きと帰りで別のルートを利用するのがよいですね。
散策路を歩くお猿さんたち
河童橋から梓川右岸道経由で、明神池に向かって歩いていると、途中たくさんのお猿さんたちに出会います。
お猿さんたちは、まったく人間を怖がらずに、観光客が歩いているすぐ横を何事もなく普通についてきます。
こちらに、お猿さんと小猿の親子が歩いている動画も貼っておきますね。
明神池(みょうじんいけ)
上高地の観光の見どころまとめ
どの年代の人でも観光しやすい場所
長野県は、低山から3000メートル級の山まで、山が多い県です。本格的な登山から高原の散策までアクティビティが楽しめ、眺めのよいスポットも、紹介しきれないほどたくさんあるのですが、その中でも上高地はアクセスのしやすさや、整備された遊歩道、施設の充実度など、総合的にみてどの年代の方でも観光しやすい環境が整っている場所です。
日帰りで訪れる観光客も快適に過ごせ、山の景色を楽しみながら歩くのにもぴったりな上高地に、ぜひ一度出かけてみられることをおすすめします。
上高地の開山は4月中旬で、閉山は11月の中旬となります。また河童橋の近くから出発する、定時のガイドツアーも開催されていますので、興味がある方はこちらのサイトをご確認下さい。
上高地へのアクセス方法・沢渡駐車場
東京からは、上高地に向けて、朝や夜に出発する直行バスが運行しています。朝の7時15分に新宿を出発のバス便は、上高地に昼に到着します。新宿を夜出発のバスは、上高地に朝の5時に到着します。
電車でいく場合は松本駅で降りて、そこからバスで1時間半ほどかかります。
年間を通じて上高地へはマイカー規制がされていますので、上高地に車で訪れる場合は、まず沢渡(さわんど)の駐車場に車をとめてから、バスで30分ほどかけて上高地まで移動します(沢渡から上高地までは、路線バスで片道1250円)。
アクセス | 沢渡(さわんど)の駐車場からバスで30分。 |
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住所 | |
URL | 公式サイト |
駐車場 | 沢渡(さわんんど)の駐車場有り(普通車1日700円) |
上高地周辺のホテル・旅館
上高地の周辺には、白骨温泉という人気の温泉地があります。
上高地周辺の観光スポット
上高地がある長野県の松本市には、国宝の松本城があります。