江川海岸に海中電柱が建てられた理由|満潮で海に浮かぶ幻想的な光景

千葉

江川海岸(えがわかいがん)は、千葉県の木更津市にある潮干狩りができる海岸です。そして江川海岸は海中電柱があることでも知られている、人気の観光スポットです。

 

 

この記事では、ドラマやCMの撮影風景にも使われる、江川海岸の海中電柱について紹介しています。

 

江川海岸がある千葉県木更津市

潮干狩りで人気の木更津市

まずは、江川海岸のある千葉県木更津市についてお話します。木更津は千葉県の潮干狩り場として、昔から有名な場所です。

木更津の干潟は盤州干潟(ばんすひがた)と言って、東京湾で一番広い干潟になります。

 

干潟(ひがた)とは?

干潟とは、波が海岸に砂や泥を運んできて平らになった湿地のことです。

潮の満ち引きで海面が上がったり(満潮)、海面が下がると泥の湿地部分が現れます(干潮)。

 

潮がひいて干潟の泥の湿地部分が現れているときに、潮干狩りをすることができるんだね。

 

木更津市には潮干狩り会場が全部で6箇所あり、毎年たくさんの人が訪れています。

 

毎年春から真夏にかけて(3月半ばから7月ぐらいまで)が、潮干狩りのシーズンです。

 

江川海岸は、木更津市の潮干狩り会場のうちのひとつです。

 

江川海岸の「海中電柱」とは?

遠浅の沖に向かって立ち並ぶ電信柱

 

江川海岸の海中電柱って何のこと?

 

江川海岸では海岸から遠浅の沖の方に向かって、一列に電信柱が並んでいます。これが海中電柱です。

 

満潮になると、電柱が海の上に浮かんで見える光景が珍しいと江川海岸に人が集まってくるんですよね。

また波が静かな日は水面が鏡のようになり、南米ボリビアのウユニ湖に似ていることから、江川海岸は日本のウユニ湖とも呼ばれています。

 

 

元々は監視小屋に電気を通すためのもの

今はもう使われていませんが、江川海岸では、昔はあさりの密漁を防ぐために、海上に監視小屋が建てられていました。

海中電柱が設置されたのは、その監視小屋までの電気を通すためでした。

 

今では密漁の監視には防犯カメラが使われているので、江川海岸の海中電柱は撤去されることが検討されているようです。

 

干潮時の江川海岸の様子

海中電柱の後方には新日鐵の製鉄所

 

この写真は、江川海岸の潮がひいた状態のものです。電柱が並ぶ向こう側に、製鉄所(新日鐵住金君津製鉄所)が見えます。

この工場のシルエットが後方にぼんやり映る姿も幻想的でした。きっと夜景も絵になる光景なのでしょう。

なお写真の柵から中は、立ち入り禁止になります。

 

江川海岸の海中電柱まとめ

いかがでしたか?天気や時間帯によって、違う景色が楽しめる江川海岸。満潮のおだやかな波のときに、もう一度海に浮かぶ海中電柱を見るために立ち寄りたいと思います。

また今回の旅では東京湾一大きな干潟を間近で見る、良いきっかけにもなりました。

 

江川海岸のアクセス・駐車場

 
アクセス 東京から車で出かける場合、東京湾アクアラインの木更津金田インターチェンジを下りてから9分ほどで、「江川海岸潮干狩り場」に到着します。
住所
駐車場 有り(無料)

 

江川海岸の隣には、陸上自衛隊の木更津駐屯地があるので、ヘリコプターが上空を飛んでいる姿も見られます。

 

木更津周辺のその他の観光スポット

千葉県房総半島の観光スポット

江川海岸から車で15分ほどの距離に、海ほたるパーキングエリアがあります。また江川海岸から房総半島を南に車で50分ほど下ると、地獄のぞきで有名な鋸山(のこぎりやま)という観光名所があります。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

 

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フリーランスガイドをしています。日本国内の旅行スポットについて、自分で書き留めたメモを、記事にして紹介しています。

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