千葉県の銚子(ちょうし)市は、魚の水揚げ量が全国1位の港町です。
そんな銚子港で、釣られたばかりの大きなマグロがずらりと並んでいる光景を、間近で見学してみたいと思いませんか?
この記事では、銚子港でマグロの入札(セリ)の見学をしてきたときの様子をお伝えしています。
千葉県の銚子港について
日本一の魚の水揚げ量を誇る銚子港
関東の東の一番端っこにある銚子の海は、
- 南から流れてくる黒潮(くろしお)と
- 北から流れてくる親潮(おやしお)
がちょうどぶつかる場所です。
寒流の親潮と暖流の黒潮の2つの海水の影響で、銚子の海にはプランクトンが発生しやすく、大量の魚が集まりやすくなっています。
そのため、銚子付近は絶好の釣り場で、魚の水揚げで日本一を誇る漁港です。
銚子港では、マグロやマイワシ、サンマに、サバ、カツオ、タイにキンメをはじめたくさんの魚が水揚げされています。水揚げの比率的には鯖の数が一番多く、次にマイワシが続きます。
銚子漁港の卸売場は、旅行者でも気軽に立ち寄れて、水揚げされた魚のセリの風景を見ることができます。
銚子漁港でマグロの卸売会場を見学する
銚子漁港の第一卸売場でマグロの入札見学
それでは、銚子漁港でマグロの卸売会場を見学することにしましょう。
銚子港の第一卸売場では、朝8時から11時30分まで大型マグロの入札をおこなっています。
天候やその日に到着する船の数によっては、セリが行われていなかったり、早めに終わってしまう場合もあります。
第一卸売場の建物2階の受付で申し込むと、どなたでも専用の見学通路から卸売場会場の入札の様子を見学できます。
この写真はちょうどセリがはじまったところです。広い会場に巨大なマグロが勢ぞろいしている光景は、圧巻ですね。
これだけの大きなマグロを、どうやって傷をつけずに釣り上げているんだろう?
銚子のマグロ漁船は、釣り針をつかった「はえ縄漁法」などで漁を行なっているんだって。
セリの様子を見ていると、マグロの尻尾の部分を切って脂の入り具合を見ながら、入札価格を決めているようです。
また受付の方に聞いたところ、第一卸売場ではマグロだけではなく、時期によっては秋刀魚(さんま)をはじめ、他の魚の水揚げも見学できるようです。
ちょうど訪問した日には、第一卸売場の建物を出てすぐ目の前で、船からマイワシが大量にトラックに引き揚げられていました。
銚子漁港 第一卸売場のアクセス・駐車場
アクセス | 銚子へは東京から電車や車で2時間ほどかかります。銚子駅から第一卸売場までは、車で7分、徒歩で24分かかります。 |
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住所 | |
駐車場 | 第一卸売場の建物の正面に、無料の大きな駐車場があります。 |
銚子ジオパークビジターセンター
銚子の観光案内所
銚子港の見学ツアーが終わったあとは、銚子駅から歩いて7分の場所にある、「銚子ジオパークビジターセンター」に立ち寄ってみました。
銚子ジオパークビジターセンターは、銚子の観光案内所です。ビジターセンターには銚子の名所や、自然や動植物について詳しいガイドさんが常駐していました。
銚子に出かけた際に、ここで前もって観光スポットの情報を仕入れていかれるのも良いかもしれません。
※銚子ジオパークビジターセンターは、犬吠埼灯台のある犬吠埼テラスに移転されました。
銚子ジオパークビジターセンターへのアクセス・駐車場
アクセス | 犬吠埼灯台から徒歩2分。 |
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住所 | |
駐車場 | 無料の駐車場があります。 |
銚子港のマグロのセリ見学まとめ
誰でも気軽に参加できる銚子マグロのセリ見学
銚子漁港の入札風景を見学することで、水揚げされたマグロの流通過程の一部を知ることができました。
水揚げを行なっている日であれば、どなたでも参加できますので、銚子に出かけられた際には、銚子港の第一卸売場にに立ち寄ってみられるのはいかがでしょうか?
銚子漁港周辺の観光スポット
銚子には登れる犬吠埼灯台や、屏風ヶ浦などの観光スポット、そしてヤマサやヒゲタなど、有名醤油メーカの工場も無料で見学できます。
また海鮮丼など銚子港でとれた魚が食べられるグルメスポットもあります。