ここ数年、「外国人旅行者の姿を見かけるのが、あたりまえになった。」という話をよく聞きます。確かに15年前と比べてみると、現在は6倍近く外国人観光客の数が増えています。
この記事では、日本を訪れる訪日外国人の人数と海外からの観光客の数なぜ増えたのかについて説明しています。
海外からの訪日旅行者数
うなぎのぼりに増える、海外からの観光客
今から15年ほど前は、日本に来る外国人観光客の数は、500万人程度でした。その当時は、海外に出かける日本人の旅行者の数の方が多かったんですよね。
2002年 | 2017年 | |
出国日本人数 | 1600万人 | 1789万人 |
訪日外国人数 | 500万人 | 2869万人 |
それが2017年に訪れた訪日外国人の数は、当時の6倍近くの2869万人まで、急増しています。そして昨年2018年は3119万人とさらに増えています。

ちなみに、日本人の海外渡航者の数は、15年前から平均して1600万人〜1700万人台を維持していて、それほど増減がありません。
訪日外国人(旅行者)の数が増えたのはなぜ?
海外からの旅行者が、日本に訪問しやすくなったのには、いくつか理由があります。例えば、
- 円安効果
- 旅行者自身の国の経済成長
なども、理由として挙げられます。
また、日本へ入国する観光ビザの緩和や海外への積極的な広報活動など、政府主導のプロモーション効果も現れています。
2003年以降、政府は観光立国の実現を目標に掲げ、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」と呼ばれる訪日プロモーション活動を進めてきました。
また、インターネットが普及したことで、日本の伝統文化や漫画・アニメなどのポップカルチャーに対して、海外からも簡単にアクセスできるようになりました。
その結果、日本に対する理解が進み、潜在的な訪日目標が高まってきたと言えます。
訪日外国人の目標数
政府は近い将来の、訪日外国人の目標数を次のように設定しています。
2020年 | 4000万人 |
2030年 | 6000万人 |
これまでの伸び率を考えると、2020年のオリンピックの年には目標達成できそうですね。
訪日外国人(旅行者)数についてまとめ
ゴールデンルートと呼ばれる定番の観光ルート
訪日外国人(旅行者)の数についての記事、いかがでしたでしょうか?
現在日本人・外国人を問わず、全国各地の人気の観光スポットは、旅行者が2倍、3倍になっています。特に「ゴールデンルート」と呼ばれる、外国人旅行者にとって定番の観光地である
- 「東京」
- 「箱根」
- 「富士山」
- 「名古屋」
- 「大阪」
- 「京都」
などは、旅行シーズン以外も、ホテルなどの予約が難しいときもあるかと思います。
これから増えることが期待される観光地整備とコンテンツ
ただ、外国人旅行者が集中している地域以外にも、知られざる観光地は、日本にはまだまだたくさん存在しています。
これから、新たに脚光を浴びるエリアが増え、相乗効果として受け入れ環境が整備されて、訪日外国人観光客を誘致するため、今までなかったタイプの観光コンテンツも企画されてくると思います。
またそういった施策が、日本人の国内旅行の促進にもつながるのではないかと期待しています。
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